こんにちは、リョウです。
本日は
“2021年にストライプって会社がIPO予定らしいけどどんな会社なの?”
“ストライプを買うか迷っている!少しでも事前に情報が知りたい!”
という方向けに記事を書いていきます。
2021年の上場予定銘柄で最も期待できる銘柄と言っても過言ではないストライプ。
米国株取引の際に多くの方が参考にしていると思われる、
じっちゃまこと広瀬さん(@hirosetakao)がオススメしている銘柄の1つでもあります。
ストライプは日本でもサービスを展開しているものの基本的にはBtoBサービスではあるため知名度があまりないですよね…。
また日本語ではなかなか企業情報が出ないので、はたして本当に優良銘柄なのか気になる方も多いのではないでしょうか?
実際に投資するなら事前にある程度の情報は知っておきたいですよね!
というわけで、本日はそんなストライプについてIPO前に解説していこうと思います!
目次
ストライプ(Stripe)を徹底解説!
ストライプ(Stripe)とは
2010年にアイルランド人のパトリックとジョン兄弟が創業した金融サービス及びSaaS企業です。
アメリカのサンフランシスコとアイルランドのダブリンにそれぞれ本社をかまえています。
このパトリックとジョンの兄弟がすごいんです。
パトリックは10歳でプログラミング学習を始めてMIT入学するも中退し、2007年に1社目となるShuppaをジョンと立ち上げて20歳のときに売却しています。
一流大学を中退し会社を売却。絵に書いたような今どきの起業家ストーリーですよね…!
弟のジョンもすごい人物で、Shuppaを売却の後にハーバードに入学するものの中退して兄とともにストライプを創業するに至っています。
これに加えて、パイロットかつピアニストというハイパースペック男子です。
(神は二物を与えすぎてます)
そんな彼らにより急成長を遂げたストライプですが、経営陣にも錚々たるメンバーが並んでいます。
有名企業の元役員クラスをこれでもかと集めた感じですね。
特にマイケルモリッツはあまりにも有名…。
数々の企業を大企業にしています。
盤石な組織体制であることは間違いありません。
(参考:CBINSIGHTS)
さらに現在の評価額は非上場ながら360億ドル(約4兆円)と、非上場の米国企業の中でイーロン・マスク率いるSpaceXに続き第2位の規模となっています。
すでに市場からは十分に期待されている企業といえますね。
ビジネスモデル
そんなストライプのビジネスモデルをご説明します。
ストライプはオンライン決済サービスを提供しています。
toB向けのサービスが基本となっているため、私も含めた一般ユーザーには直感的にわかりにくいビジネスモデルですよね。
オンライン決済を必要とするベンチャー企業や中小企業にとっては1からオンライン決済システムを構築するのはかなり大変です。
というか優秀なプログラマーが数人ないと構築をするのは不可能ではないのでしょうか。
そのようになかなか自社でオンライン決済システムを導入できない企業に向けて、オンライン決済を手軽に実装できるサービスを提供しているのがストライプになります。
決済が正常に行われるたびに導入企業から3.6%の手数料を得ることがストライプの収益源となっています。
それ以外では費用を発生しないという点も導入企業にとっての大きな魅力となっています。
オンライン決済サービス市場にはPayPalやSquareといった先行企業がいたものの、
ストライプはベンチャー企業/中小企業に注目することと、
・開発者フレンドリー
・決済完了時のみ費用が発生する
という強みで一気にシェアを拡大しました。
時価総額でみるとPaypalが275億ドル、Squareが98億ドルなのですでに追い抜いている状態となっています。
(上記の通り、ストライプの見込み評価額は360億ドル)
ECで商品を販売しているとわかるのですが、事前に固定費等がかからず決済のみに請求が発生するのはめちゃくちゃうれしいです…。
運転資金を考えずに、売れるかわからない段階から商品の販売を開始できるためです。
ベンチャー企業にとって先出しでコストが出ていくのは非常に痛手になるので。
また特にパトリックとジョンがこだわっている開発者フレンドリーについても、ほんの数行のコードを書くだけで決済システムを実装できてしまうのもありがたいです。
本業のビジネス(営業や商品開発)に集中した中で決済システムの導入に手間を取られるのは、起業家にとっては非常にストレスになります。
このように起業家たちのニーズをしっかりと汲み取ることで急速に成長してきたことがうかがえますね。
現在では一部サービスではあるものの、AmazonやZoom、Shopifyといった大企業もストライプのサービスを導入しています。
英語の記事ですが、こちらが非常に参考になりましたのでGoogle翻訳などを用いてぜひご一読ください。
⇒CBINSIGHTS
成長性
ストライプはインターネット決済を拡大することをミッションとしています。
ストライプの公式発表によると世界経済が拡大しているにも関わらず、グローバルコマース全体の3%しかオンラインで行われていません。
ストライプは複雑な規制、世界中の込み入った金融システム、エンジニアの不足などをその要因としてあげており、その要因を取り除くことを目指しています。
(参考:Stripe公式HP)
世界経済の拡大(=グローバルコマースの拡大)はこのまま順調に進むと思われます。
ストライプを始めとした企業が順調にオンライン決済の障害を取り除いていけば、3%の比率は改善されてさらにオンライン取引の市場規模は拡大していくでしょう。
また、コロナウイルスもオンライン取引を世界中が推し進める大きなきっかけになりそうです。
特に発展途上国では先進国以上にオンライン決済が発展するのではないでしょうか。
ストライプはそれを想定して、アフリカのストライプと呼ばれていたナイジェリアのPaystackを買収するなど世界中のオンライン決済事業にも進出しています。
すでにバリュエーションは大きくついている状態ではあるものの、マクロ環境を踏まえると今後も順調な事業拡大が想定されます。
米国本国で多くのクライアントを抱えており、さらに経営陣も錚々たるメンバー。
継続的な成長はもはや約束されていると言えるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日は
2021年注目のIPO銘柄であるストライプについて解説してきました。
オンライン決済のマクロ環境は今後も順調な成長が予想されておりマーケットニーズも大。
また競合に対する優位性も十分にある。さらに経営陣の圧倒的な安定感。
パトリックとジョンの兄弟はすでに大富豪になっているにも関わらず、そんなことには目もくれずひたむきにオンライン決済の課題解決に取り組んでいる点も好印象です。
逆にどうやると成長しないのかというぐらいの圧倒的なステータス。
しっかりと調べてみて改めてストライプ株を買いたくなりました。
今からIPOが楽しみですね!
IPO後の初決算で好決算をちゃんと出せるのかにも注目していきたいと思います。
ストライプを始めとした2021年IPOが予定されている注目金融系銘柄をまとめていますので、
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最後までお読みいただきありがとうございました。