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【2021年注目IPO銘柄】マルケタ(MARQETA)を徹底解説!

投稿日:2021年1月10日 更新日:

こんにちは、リョウです。

本日は
“2021年にマルケタって会社が上場するらしいけどどんな会社なの?”
“IPO前にマルケタの情報を知っておきたい!”

という方向けに記事を書いていきます。

2021年はマルケタ以外にもストライプ、アファームといったオンライン決済系の会社が多くIPOを予定しており、オンライン決済が盛り上がる1年になりそうです。

その中でもマルケタは直近成長の勢いがすさまじく、またMastercardといった企業との提携も積極的に進めており特に注目の銘柄と言えます。

しかし、日本にはまだ上陸しておらずかつBtoBサービスのためなかなか日本語だと情報が出てきません。
実際に株を購入する前にはどういった会社なのかを知っておきたいですよね。

それでは早速解説していきます!

マルケタ(MARQETA)を徹底解説!

マルケタ(MARQETA)とは

マルケタは2010年にジョンソン・ガードナーにより創業されたオンライン決済サービスを提供している企業です。
アメリカのオークランドに本社を置いています。

創業者のジョンソン・ガードナーは連続起業家として有名で1993年アリゾナ州立大学を卒業後、まず決済企業のProperty Bridgeを創業。そして2007年にMoneyGramに売却後、2010年にマルケタを創業しています。

マルケタの売上ですが、2019年の収益(売上及びその他の収益)は3億ドルを超えて2018年から2倍以上の成長。4年連続で前年比100%以上の成長を記録しています。
これは、コロナウイルスの影響でInstacartやDoorDashなどの主要顧客の間で需要が急増しているためです。

同じく2019年の競合の収益を見てみると、
スクエア 47億ドル
ストライプ 4.5億ドル

となっています。

ちなみにスクエアが手掛けるモバイル決済・送金アプリCashAppは急速な成長を見せていますが、決済システムにはマルケタのAPIが使われており、マルケタの大きな収益源となっています。

マルケタは2020年5月の資金調達ラウンドで1億5,000万ドルを調達し、評価額を43億ドルまで上昇させました。
そして、2021年のIPOでは評価額100億ドルを目指すといわれています。
収益額で前を行くストライプの評価額は360億ドルといわれており、収益額だけから判断すればマルケタの評価額100億ドルは不可能ではない数値に感じられます。

ビジネスモデル

マルケタはクレジットカード発行会社向けにオンライン決済APIを提供しており、他社と同様にクライアントのトランザクション毎に発生する手数料を主な収益源としています。
なお、この手数料の割合は現在公表されていません。

例えば、VisaやMastercardといったクレジットカード発行会社がマルケタのAPIを通じて、DoorDash(フードデリバリーサービス会社)の配達人向けにデビットカードを提供している場合を想定します。

このときマルケタは、DoorDash上でユーザーから注文が入り配達人がデビットカードで決済を行うたびにVisaやMastercardといったクレジットカード発行会社から手数料をもらう形となります。

では、なぜクレジットカード発行会社はコストを払ってまでマルケタのサービスを利用する必要があるのでしょうか?

詳しくは後述の事例①がわかりやすいと思いますが、オンライン決済API登場前にはこの支払プロセスに大きな課題がありました
しかし、オンライン決済APIを利用することでクレジットカード発行会社は物理カードや仮想カードをより簡単にクライアントに提供でき、各トランザクションも正確に追えるようになりました。
また支払いが即時に実行されることで、発行主とクライアント両方にとって支払いの月ずれが起きず資金繰りやコスト管理が簡単になります。

とはいえ、こう言われても我々のようなエンドユーザーはオンライン決済APIサービスに実際に触れる機会がないためなかなか利便性を体感しにくいですよね。

なので、マルケタの2019年のebookから、実際にオンライン決済サービスを使ってビジネス効率が改善した事例を引用してきました。

具体的な事例をみることでマルケタが具体的どんな価値を提供しているのかがわかりやすくなるかなと思います。

導入事例

それでは導入事例を見ていきましょう!

【事例①】
オンデマンド配達企業の事例

オンデマンド配達とはUberまたDoorDashのように一般人が配達人としてお客さんにフードなどをデリバリーするサービスのことをさします。
ユーザーがフードを注文すると、一旦配達人がレストランに対して支払いを行いますが、その支払いプロセスに大きな問題が生じていたようです。

    Before:
    法人カードを作る場合は発行銀行の許可が必要で法人カードの発行に1年以上かかる場合もあった。そのため配達人にギフトカードを配って対応したが、それは不正行為や配達人の不満につながっていた。

    After:
    ペイメントAPI上でカード発行会社と連携することで仮想カードを即座に発行でき、支払いや取引を全て追えることで資金の流れの明確化と不正利用が減少。

このようにマルケタのサービスを導入することでオンデマンド配達企業のビジネスの根幹ともいえる配達人への支払いが効率化することに成功しています。

【事例②】
社内の経費精算システムの事例

こちらの事例は特定の業種に絞ったものではなく、全ての企業に共通する社内の支払いシステムの最適化の事例になっています。

    Before:
    企業がサプライヤーや契約社員に支払いをする場合は、小切手や買掛システムのようなアナログで即時性のない方法しかなかった。

    After:
    支払いプラットフォーム及びAPIを利用して、物理カードまたは仮想カードごとに予算を管理してリアルタイムで支払い処理や確認作業ができるように。

このように今では当たり前のように感じられることは、MARQETAなどオンライン決済APIサービス企業の尽力により成し遂げられてると言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本日は
2021年注目IPO銘柄であるMARQETA(マルケタ)を徹底解説してきました。

オンライン決済サービスは今後間違いなく世界中で成長する領域であり、マルケタはすでにその中で実績と地位を積み上げています。
収益も毎年順調に成長しており、個人的にはぜひ買ってみたいなと思っている銘柄です。

ちなみにマルケタは先のebookの中で、オンライン決済サービスを選ぶ際の重要な要素として以下を上げています。

    最新のテクノロジー:最新のソフトウェア言語で記述された最新のAPIが不可欠
    信頼性:プラットフォームの信頼性。稼働時間が期待を満たしているか、システムが大規模にテストされていることを確認する。
    支払いの専門知識:支払いは依然として規則や規制に深く根ざしている。熱意、専門知識、パートナーシップを持ったチームが重要。
    パートナーシップ:どのぐらいの銀行やカード発行会社などの関係企業と技術統合や長年の関係性を保持しているか
    顧客やカード所有者へのサポート体制:問題が発生した際に迅速かつ効率的に対処できるスタッフ及びチームになっているか
    グローバルリーチ:世界中でビジネスを展開できているか

今後さらに盛り上がりを見せてくるであろうオンライン決済サービス。
この視点で各企業のサービスを見ていくと面白そうですね。
(具体的なチームまでネットの情報から拾うには難しいですが…。)

今からマーケタのIPOが楽しみです!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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リョウ

読書と株とゲームを愛しています。ベンチャー企業→3ヶ月で心折れて退職→一部上場企業→歯車感を感じて転職→広告ベンチャー企業で商品企画を担当。
働きながら、起業しつつブログ運営をしています。