こんにちは、リョウです。
本日は、
“インフルエンサーの投稿を広告に活用してみたい!”
“Twitterの運用担当になったけど、第三者配信のやり方がよくわからない!”
という方向けに記事を書いていきます。
昨今、インフルエンサーの影響力を自社のPRに活用する企業も増えてきました。
今回取り上げるTwitter上でも、インフルエンサーの活用が頻繁に行われています。
特にインフルエンサー自身のツイートを広告活用する例が多数みられます。
(この手法を第三者配信と呼びます)
しかし、具体的にどうやって実施するのかまとめた記事はネットにもなかなかありません。
インフルエンサー自身のツイートを広告に活用するの(第三者配信)は準備がちょっとだけ大変です。
”第三者配信って言葉もよくわからないし、すごい難しそう…。”と思われるかもしれません。
でも、慣れてしまえばとっても簡単です!
私自身、Twitterの広告運用を2年間やっており、その中で何十回も第三者配信を行ってきましたがそこまで苦戦したことはありません。
一回覚えてしまえば非常に簡単なので安心して読み進めてください。
それでは早速解説を始めていきます!
(そもそも第三者配信とは?についても記事の最後に書いておきます)
目次
Twitterで第三者配信を行う方法を徹底解説
今回は、クライアント(企業)からインフルエンサーのツイートを広告配信に利用したい!
という要望を受けたことを想定して書いていきます。
(自社の広告アカウントとクライアントの広告アカウントの紐付けが完了していることを前提として進めます)
Twitterでインフルエンサーのツイートを第三者配信するためのざっくりしたタイムラインをまとめると以下のようになります。
【手順】
-
1.インフルエンサーからツイートを広告で活用する許諾を取る
↓
2.Twitter社に第三者配信を行う旨の申請を行う
(+インフルエンサーからの許諾が取れている旨も合わせて伝える)
↓
3.Twitterが第三者配信できるようTwitter社内で登録作業を行う
↓
4.インフルエンサーが広告利用するツイートを自分のタイムラインに投稿
↓
5.管理画面で対象のツイートを選んで配信開始
Twitter社とのやり取りで3営業日。
さらにTwitter社側での第三者配信の登録作業に2営業日かかるので、申請から配信開始まで最短でも5営業日程度かかります。
なのでスケジュールには余裕を持って申請を行うことをオススメします。
それではそれぞれの工程について詳しく見ていきましょう!
手順
1.インフルエンサーからツイートを広告で活用する許諾を取る
第三者配信を行うためには、まずTwitter社に事前に申請を行う必要があります。
その際に配信元となるアカウント主(インフルエンサーならインフルエンサー本人)の許諾が必須になります。
許諾とは、特定のアカウント(多くの場合は企業)のPR活動に自身のツイートが活用されることについての許諾です。
勝手にアカウント主のツイートが利用されることを防ぐため、本人の許諾が必要となります。
Twitter社も許諾の真偽は不正利用を防ぐため非常に丁寧に確認するので、必ずアカウント主自身から許諾をもらうようにしましょう。
可能ならメールで許諾の旨を回収しましょう。LINEなどでは偽装の可能性も考えられるためTwitter社の承認がおりない可能性が高いです。
2.Twitter社に第三者配信を行う旨の申請を行う
インフルエンサーから許諾がもらえたら、Twitter社に申請を行いましょう。
管理画面のお問い合わせから第三者配信を行う旨の連絡をすれば、Twitter社が申請先や申請方法を教えてくれるはずです。
Twitter社の指示にそって、適切に申請を行いましょう。
3.Twitterが第三者配信できるようTwitter社内で登録作業を行う
申請が通り次第、Twitter社側で第三者配信の登録作業に入ります。
自社の広告管理画面上で、インフルエンサーのツイートを広告として選べるようになる登録を行います。
この作業は通常2営業日かかります。(早い時は即日対応の場合もあります)
4.インフルエンサーが広告利用するツイートを自分のタイムラインに投稿
インフルエンサーが自分のタイムラインに、広告配信で活用するツイートを投稿を行います。
ツイートにはなるべく#PRなど、ツイート自体がPRとわかる文言やハッシュタグを入れましょう。
広告配信した際に、”ステマだ!”などの指摘がユーザーから入るリスクを防ぎやすくなります。(実際は別にステマではありませんが…。)
5.広告管理画面で対象のツイートを選んで配信開始
ここまできたら、あとは管理画面で完結する作業になります。
管理画面上で、
キャンペーン作成 < 目的を選択 < 広告グループ < クリエイティブ
と進んでください。
クリエイティブの欄にいまクライアントのアカウント名が出てると思います。
そのプルダウンを開くとインフルエンサーのアカウントが選べるはずです。
また、最初は広告用ツイートが選ばれてしまっているため、アカウント名の隣のプルダウンを開いてオーガニックツイートを選択します。
そして、あとは下のツイート一覧から該当のツイートを選択すれば準備完了です。
お疲れでした!
(万が一、間違ったツイートを選択してしまうと、そのツイートが広告配信されてしまうため要注意です。)
管理画面で対象のツイートが選択できない場合
この事象はTwitter側のエラーになります。
エラーの復旧までは時間がかかりますが、焦らないで大丈夫です。
選択できなくても管理画面から対象のツイートをクリエイティブとして利用する方法があります。
その方法とはバルクアップロードと呼ばれる方法です。
手順を解説していきます。
バルクアップロードとは、ツイートIDを指定してキャンペーンに紐付ける作業になります。
【手順】
- 広告キャンペーンを下書きの状態で作成する(クリエイティブは選択しない)
- 管理画面上部のタブからツール<広告エディターを選択
- 該当のキャンペーンをエクスポートする
- Excel形式でファイルがダウンロードされる
- Excel内のBW行のツイートIDの欄に該当のツイートのツイートID(※)を入力し保存
⇒ツイートIDの先頭に必ず小文字で”i”をつけてください
⇒コピペすると末尾4桁が0000になるので末尾4桁のみ再度コピペが必要です - 管理画面の広告エディターのページで今度はインポートを選択
- 先ほどのExcelファイルをアップロードして、”変更を適用”を選択
- 広告マネジャー画面で見てみると、キャンペーンで該当のツイートが選択された状態に
上記の方法を行っても管理画面で該当のツイートがキャンペーンに紐付いていない場合は、
さらにエラーが発生している可能性があるのですぐにTwitter社に連絡しましょう。
※ツイートIDとは
各ツイートに個別にふられている認識ID。
ツイートのURLのstatus以下の19桁の数字がこれにあたります。
以下の例でいうと、1234567891011121314がツイートIDです。
例) https://twitter.com/suzublog/status/1234567891011121314
第三者配信とは
念のため、最後に第三者配信についても解説しておきます。
自身のアカウントのツイートではない、他者(=第三者)のツイートを広告配信に活用することをさします。
例えば、企業がインフルエンサーのツイートを自社の広報活動に活用する場合などがあたります。
企業自身が自社商品をPRするのではなく、インフルエンサーなどにPRしてもらうことでよりユーザーの興味を惹くことができる手法となっています。
ステルスマーケティングのように捉えられてしまうかもしれませんが、
Twitter社が公式に認めている方法であると同時にツイート内にプロモーションであることが明記されているため、ステマにはあたりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日は、
Twitterで第三者配信を行う方法を徹底解説
してきました。
昨今、インフルエンサーの影響力は着々と強まっております。
彼ら彼女たちの力を最大限に活用できる第三者配信をPRに活用する企業も増えています。
最初は複雑に感じる第三者配信の仕組みですが、慣れてしまえばなんてことありません。
Twitterの広告配信方法についても詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください!
⇒【2020年最新版】Twitterの広告メニューを徹底解説
⇒【2020年最新版】Twitter広告のターゲティング徹底解説
⇒【2020年最新版】Twitterのクリエイティブフォーマットを徹底解説
今回の記事で第三者配信を活用してみよう!と考える方が少しでも増えればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。