こんにちは、リョウです。
本日は
“最新のテクノロジーについて、今から勉強したい!”
”まず難しい本ではなくて読みやすい本から始めたい!”
という方向けに記事を書いていきます。
AIやロボットの発達によって人間の仕事が奪われると言われている昨今。
将来のキャリアと人生のことを考えて、最新のテクノロジーの情報を集めておきたい。
勉強しておきたい。
という方も多いのではないでしょうか。
しかし、専門的な本は値段も高いし難しい。
まずは簡単な本から勉強を始めて、徐々に難しい本にうつっていきたいですよね。
今回ご紹介する「2025年を制覇する破壊的企業」が
そのような方にぴったりの1冊でしたのでご紹介したいと思います!
それでは早速解説していきます。
目次
「2025年を制覇する破壊的企業」を徹底レビュー!
概要
2020年11月に出版された本書。
Amazonのレビュー数も多く、さらに星4.3と非常に好評価です。
著者の山本さんの経歴が凄まじいです。
東京大学を卒業後、外資系金融機関に入社。その後ハーバード大学で理学修士を獲得。
その後Googleに入社し現在はVCで働きつつハーバード大学の客員教授なども兼任。
絵に書いたようなキラキラの経歴ですね。
このような経歴がゆえに金融とテクノロジー両面に精通しているため、どちらか片方の目線に寄りすぎていないことが本書の魅力です。
テクノロジーの専門用語が多用されないため、ビジネスパーソンもテクノロジーを理解しやすくなっています。
オススメ度
★★★☆☆(星3)
いまから最新のテクノロジーを勉強したいという方には最適な1冊。
平易でわかりやすくまとまっています。
一方ですでにテクノロジーについて結構勉強されている方からすると少し物足りない1冊。
Appleカード、人工肉、ハイパーループ。
一例ですがこういったキーワードを聞いて、”知ってます!”と感じる方は本書を読まなくてもいいかなと思います。
値段は900円(税抜)と比較的安価で、ページ数も多いのでコスパはいいと感じました。
Good:
・文章が平易でスラスラ読める
・最新テクノロジーの情報が過不足なく書かれている
・今後のテクノロジー社会を生き残る方法が端的で的確
More;
・GAFAMの情報などは真新しい情報が少ない
・個々のテクノロジーの情報は少ない
本書のみで最新テクノロジーについて詳しくなるのは厳しいかなと思います。
良くも悪くもテクノロジーの入門本という印象を受けました。
内容
第1部と第2部に分かれています。
第1部では世界最先端の11企業の分析と事例を通じて、2025年がどのような世界になってるかを解説。
第2部では、2025年にビジネスパーソンが生き残るために何ができるかが解説されています。
世界最先端企業としてあがっているのが、GAFAMに加えてクラウドストライクやショッピファイ。
彼らのどのような点が優れていて、今後どのようにビジネスを展開していくかが書かれています。
各企業の事例はサクッと書かれており、個々の技術の深堀りは本書ではされません。
最先端企業11社の直近の動きを俯瞰的に見て、今後世界がどのように変化していくのか。
どのようなトレンドがあるのか。ということが第1部の趣旨になります。
第2部では我々が今後のテクノロジー社会をいかに生き残るの提言がされています。
ちなみに第2部に割かれているページ数は少なめです。
学ぶべきことが簡潔に書かれています。
2025年に学ぶべきスキルとして、
・英語
・プログラミング
・ファイナンス
があげられています。
これらは昔からずっと言われていることなのであまり目新しさはありません。
しかし、ファイナンシャル・タイムズの記事を英語で読もう!やファイナンスの勉強なら証券アナリスト資格の勉強!などの提案は具体的でわかりやすかったです。
また、淘汰される可能性の高い業界にいる方に対してのアドバイスとして、
20代⇒海外の大学院で勉強し直す。特にデータサイエンスなど。
30・40代⇒GAFAMに転職してビジネスへの取り組み方をインプット
と書かれています。
しかし、これ難易度めちゃくちゃ高いです。
私は現在20代ですが今からデータサイエンスの院、ましてや海外の院にいける気は全くしません。
なので、まず最新のニュースを英語で読めるレベルの英語力と証券アナリストの資格の勉強をしてみようと思いました。
こういった感じで、読了後に生き残るためのアクションが具体的に思いつくのが良い点だなと感じました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本日は「2025年を制覇する破壊的企業」のレビューをしてきました。
テクノロジーの入門書には最適な1冊です。
日本人にとっても身近な企業が中心なので、
本書に書かれているテクノロジーによる生活の変化もイメージしやすいと思います。
改めて、ぼーっとしているとテクノロジーにあっという間に自分が淘汰されそうだという危機感をおぼえました。
最後に書きましたが、本を読んだ後に具体的に何をするかが大切だと思っています。
本書の提言に沿って、しっかり勉強していきたいと思います。
ちなみに
本書に載っていた技術についてさらに知りたい!
最新のテクノロジーについてもっと知りたい!
という方には「2030年すべてが加速する世界に備えよ」がおすすめです。
本書にも多数取り上げられているイーロン・マスクの盟友が書いていることもあり、
最新のテクノロジーの事例及びナレッジの深さのレベルが違います。
ちなみに「2030年すべてが加速する世界に備えよ」でも生き残る方法は勉強し続けることと書いてありました。
勉強って大切なんですね…。
最後までお読みいただきありがとうございました!