こんにちは、リョウです。
本日は
“米国株の決算書ってどこで確認できるの?”
“日本の証券会社とかの情報じゃなくて生の決算書で最速で情報収集したい!”
という方向けに記事を書いていきます。
具体的には米国証券取引委員会(SEC)が管理、運営しているEDGARというサイトを使って、各企業の年次報告書と四半期報告書、IPO前のS-1の調べ方を解説していきます!
私は米国企業への株式投資を3年ほど続けています。
最初の2年間はVTIを積立で買っている程度だったのですが、ここ1年間は個別株の取引を活発に行ってきました。
その中で
“最速で決算情報を確認して最速で株の売買をしたい!”
“IPO前に銘柄の詳しい情報を知っておきたい!”
と思うようになりました。
ネットで決算情報を調べれば証券会社や投資系ブロガーの方々が個別の決算情報を出してくれます。
ですが、それを待っていては売買が人より一歩遅れるのではないかと不安を感じるようになりました。
そこで企業の決算情報やIPO前の情報を最速で知るためにはどうすればいいかを調べたところ、EDGARにたどり着きました。
しかし、たどり着いたは良いものの、サイトが全て英語なのでわかりにくい!
最初使う時にわかりにくくて手こずりました…。
同じ苦労をする方が減るようこちらの記事で使い方をサクッと解説していきます!
目次
米国株の決算書を最速チェック!EDGARの使い方を簡単解説!
EDGARとは?
米国証券取引委員会(SEC)が管理し運営している情報開示システムです。
(読み方はそのままエドガーで、Electronic Data-Gathering, Analysis, and Retrieval systemの略)
米国で上場している全企業がこのEDGARを通じて、定款や決算書類といった企業運営にかかる必要書類を提出することを義務付けられています。
すなわち米国で上場している企業の開示情報は全てEDGARに集約されており、EDGARを見れば必要な情報の多くがキャッチアップできる状態になっているということです。
今どきネット上に情報が溢れているため、決算情報やIPO前のローデータを取りに行く必要もなくなっています。
そのためEDGARの存在を知らない方もかなり多いのではないかと思います。
少なくとも私は自分で最速で決算情報を確認しよう!IPO前情報をインプットしよう!!と決意するまで知りませんでした…!
当然ですがEDGARは全て英語になっています。
しかし、ご心配無用です。
非常に簡潔なサイト設計になっているので、一度検索してしまえば簡単に使い方を理解することができます!
また決算書ももちろん英語ですが決算書の書式は基本的に同一フォーマットですので、一度見慣れてしまえばなんてことありません。
使い方
1.EDGARにアクセス
こちらが実際のEDGAR。
まず”+ more search options”を選択してください。
⇒ EDGAR企業情報検索ページ
2.必要情報を入力
サイト上部の検索欄に抽出したい情報を入力してください。
ちなみに以下のような入力がオススメです!
特に左上の枠の”Document word or phrase”には”Quarterly report”と入力すると作業が捗ります。
また日本語で”企業名”と入力している部分には検索対象企業名を英語で入力します。
(期限はご自由に設定ください)
3.情報の絞り込み
検索すると検索欄の下部に以下のような画面が出ます。
そのままだと必要ない書類まで出てきてしまい、年次報告書と四半期報告書やS-1が見つけにくくなっています。
そこで画像の左側の赤枠囲いの部分を使って情報を絞り込んでいきます。
“Form”を選択してプルダウンを開きます。
10-Q ⇒四半期報告書
10-K ⇒年次報告書
S-1 ⇒証券登録届出書(IPO前情報)
となっているのでほしい情報を選択しましょう!
クリックすればその書類のみが右側の一覧に出てきます。
※この画像ではZOOMを選んでいます
4.報告書を確認
あとは該当の報告書をクリックして完了です。
とても簡単に企業毎の決算情報が閲覧できました。
※ZOOMの年次報告書
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日は
EDGARで各企業の年次報告書と四半期報告書、S-1を調べる方法について解説してきました。
とても簡単に企業の決算情報などが閲覧できることがわかっていただけたかなと思います!
特に年次報告書の記載内容は全文が翻訳されることがなく、原文を見ないと全ての情報をキャッチアップするのは難しいかなと思います。
しかし、そこには投資家にとって貴重な情報が溢れています。
全文英語のため読むのに非常に苦労しますが、1円でも多く儲けるために決算のたびにチェックしていきたいですね!
この記事で少しでも皆さんのより良い投資活動のお手伝いができたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。