こんにちは、リョウです。
本日は
“ビジネスの歴史を知って今後の仕事に活かしたい”
“ビジネスモデルがどのように変化してきたか知りたい”
という方向けに記事を書いていきます。
特に就活生の方や若手社会人の方はこういったニーズをお持ちではないでしょうか?
私自身は、”株で儲けたい!”、”今後伸びる産業で働いて年収をあげたい!”と思う中でビジネスの歴史を勉強する必要性を痛感しました。
株にしてもキャリアにしてもまず過去、すなわち歴史を知らないととても未来なんて予測できません。
なので、”まとめてビジネスの歴史を勉強できる本はないかな〜”と思っていた時に見つけたのが今回ご紹介する『ビジネスモデル全史』です。
私と似たようなニーズを持っている方々に本書、めちゃくちゃおすすめです。
一気に歴史上のイケてる企業のことをインプットできますし、企業がそのビジネスモデルに至った背景もしっかり解説されているので納得感があります。
みなさんもぜひ本書を読んでお気に入りの企業ストーリーを見つけてみてはいかがでしょうか?
それではここから
・そもそもどういう本なの?
・具体的にどういった知識を得ることができるの?
お伝えしていきます!
目次
『ビジネスモデル全史』を徹底レビュー
概要
前著の『経営戦略全史』で一世を風靡した三谷宏治氏によるビジネス全集の第二弾となっている本作。
・「ビジネス書大賞2014・大賞」
・「ハーバード・ビジネス・レビュー読者が選ぶベスト経営書2013・ 第1位」
といった錚々たる賞を受賞しています。
Amazonの評価も星4と高評価となっています。
作者の三谷宏治氏は東京大学を卒業後に複数の外資系コンサルティング会社で勤務した後、直近では様々な大学の教授を行っています。
元々ご自身の大学受験の原体験から教育に非常に興味を持たれていたようで、今は教育に邁進されているようです。
本書は三谷氏自身が業務の中で得た知識を丁寧にまとめてくれていますし、なにより教育者目線で知識がない人でもいかに読みやすくできるかということがとても意識されています。
オススメ度
★★★☆☆
(これはあくまで私のオススメ度)
お金稼ぎの栄枯盛衰ここにありです。
ビジネスの辞書として、『経営戦略全史』と合わせて家に一冊あっても損しないと思います。
しかし、かなりサイズが大きいので場所を取りますし持ち運びしにくいのが気になるポイントでした。
good:
・文字も大きく文体も平易なので読みやすい
・有名なビジネスモデルがまとめて理解できる
・書籍内の索引がわかりやすく、後からでも見直しやすい
more:
・大きいので持ち運びに向かない(縦21cm×横13.5cm×厚さ3cm)
・余白が多く少し無駄を感じる
・事例紹介集の域を出ていない感じがする
おすすめ読者層
平易な文章で誰にとっても読みやすく書かれておりビジネス入門編(いい意味で広く浅い)と言えるので、以下のような方におすすめです。
・就活生
・若手社会人(社会人3年目ぐらいまで)
若い世代でビジネスのことを網羅的に勉強したい方、また特にコンサルティング業界などへの就職を考えている方は『ビジネスモデル全史』と『経営戦略全史』をあわせて読むことをオススメします。
どちらともボリュームがかなり多いのでまず一回サクッと流し読み。
その後、”聞いたことあるな〜なんだっけな〜”となる度に索引を使って復習する、辞書のような使い方が良いと思います。
内容
時代×ビジネスモデルですごい数の事例が書かれています。
最初から最後まで事例のオンパレードです。
特に面白いなと思うのは、いま超大手企業といわれる企業たちがどのようにして生まれたかまとめて勉強できるところ。
ただ「替刃モデル」の知識を得るよりも、「なぜジレットの替刃モデルが生まれたか」の歴史的背景まで知っていたほうが自分の血肉になりますよね。
一朝一夕で革新的なビジネスモデルは生まれないということ、既存のビジネスモデルの課題解決から新しいビジネスモデルが生まれること。
数多の事例をさっと読めることでビジネスモデルにはこういった普遍的な要素があることを感じることができます。
逆に個社の事例にはあんまり興味ないよという型には面白くないかもしれません。
“とにかくたくさんの事例を知って、ビジネスモデルのすべての型を広く浅く勉強したいんだ!”という方向けと言えます。
本書を読むことで、いま儲けている企業がどういったビジネスモデルで収益をあげているかの分析に役に立つと思います。
就活や株式投資などに活用できると思うのでそういった目線で本書を読まれるのもとても面白いと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本日は
『ビジネスモデル全史』を徹底レビュー
してきました。
ビジネス教科書の基礎編として、とてもオススメの一冊です。
『経営戦略全史』と合わせて読むことでビジネス知識の土台がしっかりできると思います。
またどちらも索引の質が高いので本棚に置いておき、都度振り返ることに向いています。
一回で全ての内容を覚えるのは厳しいですし、何回も辞書のように読み直すことで真の価値が発揮される一冊になっています。
発売から少し時間は経っていますが、歴史書のような内容なので今から買って読んでも全然問題なしです!
最後までお読みいただきありがとうございました。